木彫りに使っている道具の紹介

私が使っている道具でおすすめのものをいくつかご紹介します。

紹介しているのはノコギリ、クランプ、耐切創手袋、差し金(L字の定規)、赤青鉛筆、革砥です

 

ノコギリのおすすめ

はじめの頃はあまり鋸を使わないで制作していたのですが、今思えばやっぱり必須の道具です。

小さな作品に使うには、とりあえずは下で紹介している「ライフソークラフト 145」か「ライフソー木工 175」のどちらかをおすすめします。

どのノコギリにしろ、使用後は木くずを払って乾いた布で拭き、ケースにしまうと長持ちします。

ゼット ライフソークラフト 145

切れ味良く、削り代も薄く、細かい作業もできる。そして安い。ノコギリ自体が薄すぎないので曲がりにくい(なれてない人は曲げてしまいやすいのでとても重要!)。

ただし、縦引き(木目に沿う方向にノコギリで切ること)は、切りにくい。

ゼット ライフソー木工 175

ライフソー145よりは少し大きく、縦引きもしやすい。細かい作業もできなくはない。

レザーソー細工鋸(片刃、両刃)

ライフソー145よりもノコギリが薄く、切れ味もよく細かい作業に向く。断面は紙やすりで削ったよりもきれい。ただしノコギリが薄い分、曲がりやすいので注意。
以前はこちらを1番におすすめしてました。丁寧に作業できそうであればこちらもおすすめです。

レザーソー180mm両刃

他に紹介したものと違い、こちらはいくらか厚み大きさがあり、小型のしっかりたノコギリ。両刃で横引き、縦引きも対応できる。細かい作業には向かないが、材料の切り出しなど、大きく切るときはあるとよい。

 

クランプのおすすめ

ノコギリの作業するときは、クランプを使うと格段に楽です。100円SHOPのものでも大丈夫ですが、安くて使いやすいものがあったので紹介します。

TAKAGI ホビークイックバークランプ 100mm 2個組 

小さな物を切るときはこちらがおすすめ(材料の厚み+机の厚みを考える必要があります)。固定するためにネジをくるくる回す必要がなく、トリガー?を握るだけで締めつけられます。固定する部分も小さくて、ノコギリの邪魔になりにくい。そしてなにより、機能からしたらめちゃくちゃ安い!1個で300円くらい、2個セットで400円くらいです。
固定する力は強くはないですが、小さな物ならほとんど問題なし。しっかり固定したい場合は2個つけるとかもできる。

(2022-01-16追記 ほぼ同じものに見えるやつが、DAISOで売ってるの見つけました。買ってはいないでクオリティはわからないですが)

TAKAGI クイックバークランプ 200mm

 

上の100mmより挟める大きさが大きい200mm。使いやすく、物自体もしっかりしています(40cmくらいあるので嵩張りすぎるかも…)。これ1つだけで、細かいものにもつかおうとするのはむずいかしい。

耐切創手袋のおすすめ

教室で貸し出しているのは、滑り止めがついているだけの作業用手袋です。それでも何もつけていないよりはだいぶ安心ですが、ズバッいけば切れてしまいます。ですので、耐切創手袋を使うとかなり安全です。

私自身、かなりいろいろ試してきたのですが、一番使いやすく、かつ安全なものを紹介します。

いずれにしろ「慌てて作業をしない」「手元に集中する」というのが一番大事です。

アトム 13G ケブラーSD-SUS

この耐切創手袋は、ステンレスワイヤーが織り込んでありかなり安全性が高く、かつ、とても薄く手にも馴染むので作業していて邪魔な感じがかなり小さいです。(順にS,M,L,LLサイズです)

耐切創手袋として売っているものでも強い繊維を使っているだけで金属ワイヤーがないのものだと、強いけれどもやっぱり切れてしまいます。ですが、これは切れないです。

また、切る危険性のあるのは片手だけなので、滑り止めがついておらず左右が同じものなので2倍使えてお得です。

ただ、突き刺しに対しては完全な安全性があるわけではないので注意が必要です。

その他のおすすめ

差し金(曲尺

差し金(曲尺)は直角になっている定規です。あるとなかなか便利です。この商品以外でも全然大丈夫ですが、cm表記のものと寸尺表記のもがあるので注意が必要です。100円SHOPにもあります(少し厚ぼったくなってい、やや使いにくいです)。

赤青鉛筆


赤青鉛筆はノコギリの線の下描き用に最近買ってみました。赤青鉛筆でなくとも、なにか色のついたペンなどを使うと分かりやすいと思います。
あとちなみに、材料に下描きするにはHBくらいの鉛筆がおすすめです。2Bとかだと材料が汚れていってしまいやすいです。(書きにくですがボールペンとかでもいいかも)

革砥のおすすめ?

彫刻刀使っていると少しずつ刃先に傷がついて切れなくなっていきます。
革砥といって革に研磨剤をこすりつけて、そこに彫刻刀をこすりつけることで比較的簡単に研ぐことができます。普通の砥石と違って、彫刻刀を押し付けると革の方が変形してくれるので当てやすいです。包丁とかも研げます。
注意点は、刃を引いて研ぎ、「押して研がない」ということです。押すと革が切れてしまいます。

おすすめというほど、まだいろいろ試していないのですが、良さそうなものを紹介します。

1つ目の商品は、教室にも持っていってみたもので、研磨剤が2段階ついてます。
2つ目の商品は、アマゾンで見ただけなのですが、1つ目より面が大きくて使いやすそうなで紹介してみました。